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2020年4月から「フレイル健診」が始まります       2020.04.26

フレイルとは?

健康と要介護状態の中間を「フレイル」と言います。

フレイルは身体の状態だけでなく、社会との関わりを含む日常生活全般に関係しています。

厚生労働省研究班の報告書によると、「フレイル」は
「加齢とともに心身活力が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」だと定められています。

フレイルの基準

  1. 体重減少
  2. 主観的疲労感
  3. 日常生活活動量の減少
  4. 身体能力(歩行速度)の減弱
  5. 筋力(握力)の低下

両手の親指と人差し指を使った簡単フレイルチェック

両手の親指と人差し指でひとつの輪を作りふくらはぎを囲む。

 

ふくらはぎが細い人ほどフレイルの度合いが進んでいると言えます。
あくまで簡易テストですが、ふくらはぎが細い人は要注意かもしれません。

 

フレイルを予防・対策するには?

1.共食
一人暮らし世帯が多く、「孤食」になりがち。
孤食だと品数も少なくなり、食べる食材も偏りがちになります。
食欲が低下するとさらに食べる量が減少し、低栄養状態に陥りやすくなるのです。

 

2.口腔内
噛む力、飲み込む力といった口腔機能が低下し、硬いものが食べにくくなったり、
うまく飲み込めずにむせてしまったりすることがあります。

また歯や歯茎が弱くなって租借力が落ちると肉や繊維質の野菜などを食べにくくなり食材が偏ってしまいます。

 

3.サルコペニア

骨格筋は加齢とともに低下していきます。
加齢に伴う筋肉の衰弱はサルコペニアと呼ばれ、40歳以上の1/4の人に、80歳以上の半数の人に見られます。

サルコペニアを予防・治療することが健康寿命伸ばす大きなカギと言えるでしょう。

 

詳しくは「健康長寿ネット」をご覧ください。

 

    身体活動・トレーニング法                   


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