はじめに
私事ですが看護学校で微生物学を教えています。
先日の授業のウィルスの講義の時間にヒトパピローマウイルス(HPV)を教えましたが、
時間の関係上詳しくは話すことができませんでした。
今年の学生はちょうどワクチンが任意接種になった年に接種時期を迎えたこともあり、
判断のための資料としてホームページに補足分のページを新たに作りました。
町内の親御さんの中にも近々、子供さんが接種時期を迎えられる方もおられるのではないかと思い
参考になればとリンクを貼ることにしました。
ホームページです
https://bacteria.jimdo.com/hpvについて/
2019.10.06 安田 和司
子宮頸がんは年間約1万人が罹患し、約3000人が死亡しており、患者数・死亡者数とも近年増加傾向にあります。
子宮頸がんの多くはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。
HPVの主な感染経路は性的接触です。
HPVの感染自体を予防して前がん病変・頸がんを発生させないようにするにはHPVワクチンが効果的です。
このワクチン接種によって頸がんの約6~7割を予防できると考えられています。
このワクチン接種一度は[定期接種]となったものの、ワクチンによると思われる症状が問題になり
:現在は任意接種となっています。
体内で母親から胎児に感染することを垂直感染といいます。
垂直感染がおこった場合、感染時期、感染微生物によって胎児への影響は様々です。
このうち、経胎盤感染によって児に重篤な奇形や恒久的な臓器・神経・感覚器障害をきたす病原体の頭文字を取って名付けたものを、TORCH症候群といいます。
Tは Toxoplasma gondii(トキソプラズマ原虫)
Oは others(その他、梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)など)
Rは Rubella virus(風疹ウイルス)
Cは Cytomegalovirus(サイトメガロウイルス [CMV])
Hは Herpes simplex virus(単純ヘルペスウイルス [HSV])
この他にも以下のような母児感染症があります。
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